被災地を訪ねて【女将 里見郁子】
- Date: 2018年11月29日 20:48
- Category:スタッフ日記
一雨ごとに寒くなってきましたね。
インフルエンザの予防接種から、冬の準備始まります。
この度、お誘いを受けて、
東日本大震災の被災地である岩手県の宮古市田老地区を
訪れました。
当時、何度もTVに取り上げられた衝撃的な映像を
撮影した、たろう観光ホテルの御主人から
お話を伺うことができました。
淡々とお話しくださいましたが、そこにいた人にしか本当の津波の怖さ、
緊迫感は、わからないと思いました。
想像する事しかできない。
何度か地震による津波を経験されていた現地の方々、
防潮堤によって水面が見えない状態だったのが
6階の部屋からたまたまそこにあったデジカメに映し出されていました。
しばらく使っていなかったので、電池がほとんどない状態だったらしいです。
奇跡的に映った場面もありました。
「逃げて~!早く逃げて~!
津波来てるよ~!」
何度も御主人が呼びかけが耳に残りました。
今は高台に移転して、旅館を経営されています。
宿泊客にビデオを見てもらって、津波が来たら、
逃げることを伝えていらっしゃいます。
津波にあったホテルはそのまま震災遺構として残されており、
未来の人々に津波の恐ろしさを教えてくれています。
朝、散歩したリアスの海岸は
波も穏やかでキラキラしてて・・、
私にいろんなことを教えてくれました。